低用量ピルについて OC/LEP

 低用量ピルは通常,自費の経口避妊薬(oral contraceptives: OC)と、同様成分の保険薬、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(low-dose estrogen-progestin:LEP)のことを示します。
OCは避妊を,LEPは月経困難症や子宮内膜症など疾患の治療を目的として使用します.低用量ピルは多くの若年女性が安全に使用でき,高い避妊効果と、避妊以外に月経不順、月経困難症やPMSの改善といった様々な副効用を認めます。
一方で、重大な副作用である静脈血栓塞栓症への注意が必要です。内服中に頭痛や目のかすみ、足の痛みなどの症状を感じた際は、速やかに医師に相談してください。

低用量ピルの副効用
・月経困難症の軽減
・過多月経の減少
・月経不順の改善
・子宮内膜症の進行抑制と症状改善
・子宮体がん、卵巣がん、大腸がんの予防
・骨粗鬆症の予防
・にきびの改善 など
低用量ピルの禁忌
・乳がん患者(既往や家族歴は禁忌でない)
・血栓症関連(既往,素因,周術期)
・35歳以上のヘビースモーカー
・重症高血圧
・非代償性肝硬変
・血管病変合併のDM
・前兆を伴う片頭痛(前兆(‐)でも慎重に)
・3週間以内のすべての褥婦や6週間 以内の授乳婦
・妊娠中のヘルペス既往
・思春期前(初経前)の女性,妊婦 など

(日本産科婦人科学会 低用量OCガイドラインより)